鉄とコンクリートの奇跡の組み合わせ

コンクリートの主成分であるセメントの歴史は古く
遡ると、紀元前の頃から利用されていたそうです。

鉄筋コンクリートが歴史に出てきたのは19世紀後半頃で
レンガや木に比べると、まだまだ新参者の構造体と言える新しい工法です。
ちなみにヨーロッパの植木職人がセメントで植木鉢を作るときに
針金で補強したのが、最も古い鉄筋コンクリートと言われています。

そんな鉄筋コンクリートが、現在、主要な構造形式になった要因は
扱いやすさもさることながら、コンクリートと鉄筋の相性の良さにあります。

コンクリートというのは、圧縮力には強いわりに、引張力に弱いという特性があり
それに対して、鉄筋は引張力に強いものの、圧縮力を受けるとすぐに曲がってしまうのです。
それぞれの弱点を鉄筋とコンクリート組み合わせることで相互補完しているわけです。

通常なら異なる材料を組み合わせた場合
性質の違いで上手くいかない場合が多いのですが
鉄筋とコンクリートは熱膨張率がほぼ等しいため
組み合わせることが可能となっています。

さらには、錆びやすい鉄筋をアルカリ性のセメントで覆うので
防錆効果(耐腐食性)が得られているのも、まるで奇跡のような話ですが本当のハナシです。

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近年、大型建物が増えているなかで、鉄筋工事の重要度は増してきています。
安定した仕事量も見込むことができますし、職人としての腕も身につきます。

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